40歳を迎えて

9月16日で40歳になりました。残念ながら「希少な30代税理士」という肩書きが外れました。

30代を振り返ると、ほとんど丸ごと「税理士になるために費やした10年」だったなと感じます。

30歳で銀行を辞めて会計事務所に入社。同年、次男が生まれ、税理士試験への挑戦を始めました。

簿記二級を取ったばかりで、実務も税務の知識もほとんどない状態。当然、最初は不合格でした。

そこから、子育てをしながら働き、途中からは大学院にも通いながら、毎年税理士試験を受け続ける生活が始まりました。

  • 30歳:簿記論、財務諸表論受験 → 両方不合格
  • 31歳:簿記論、財務諸表論受験 → 簿記論合格
  • 32歳:消費税法受験 → 不合格
  • 33歳:財務諸表論、消費税法受験 → 財務諸表論合格
  • 34歳(大学院入学):消費税法受験 → 不合格
  • 35歳:消費税法受験 → 不合格
  • 36歳(大学院卒業):消費税法受験 → 合格
  • 37歳:令和6年7月24日 税理士登録

こうして並べてみると、本当に消費税法には苦しめられました。

特に合格の一歩手前まで行きながら、58点、59点で落ちたときは相当こたえました。それでも翌年になれば、また理論を覚えて、また試験会場へ行く。その繰り返しでした。

だから今では、消費税法については「これだけやったんだから、そう簡単には負けない」という妙な自信があります。

そして税理士登録後、38歳で独立しました。

独立してからは、それまでとはまた違う時間が始まりました。

自分で仕事を取り、お客様と直接向き合い、月次決算から相続、税務相談まで、最後は自分の名前で責任を負う。30代の最後の数年間で、ようやく「税理士として生きていくための場所」を自分で作ることができました。

振り返れば、30代でやりたかったことの多くを犠牲にして税理士資格を取りました。

でも今になってみれば、その10年間があったからこそ、40代を税理士としてスタートできるのだと思います。

30代の私は、税理士になるために時間を使いました。

40代は、そこで得た資格と経験を、私を選んでくださったお客様のために使う10年にしたいと思います。

せっかく苦労して取った資格です。

擦り切れるまで使い続けます。

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澤村
澤村

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