消費税率を5%へ引き下げか

所得税の基礎控除を178万円に引き上げようとしている国民民主党。今度は消費税法の改正を求めてきた。

https://www.sankei.com/article/20241113-DYP4U67IC5MITBJ2IZGIYWXANM

要約するとこの記事はこんな感じになる。

国民民主党が2025年度の税制改正に関して、14日に予定されている与党との協議で示す主な要求内容は以下の通り。

  • 所得税の基礎控除引き上げ:現行の103万円から178万円に引き上げる。
  • 消費税の引き下げ:物価上昇率プラス2%の名目賃金上昇率が安定的に実現するまでの間、消費税を5%に引き下げることを要望している。また、消費税が10%と8%の複数税率となったことに対応したインボイス(適格請求書)の廃止も求めています。
  • ガソリンの暫定税率廃止:ガソリンの暫定税率を廃止する。
  • その他の減税案:年少扶養控除の復活や暗号資産取引への減税。

私は職業柄、税負担が重くなる時はもちろん、軽くなる時でも現場の事務負担を考えてしまう。税率の変更は単純に今まで使っていた様式、算式が使えなくなる。でもそれは産みの苦しみ、仕方がないかもしれない。

ただし、消費税の時限的な引き下げ、てめえはダメだ

消費税はBtoC取引においては税込み金額、総額を記載しなければならない。令和4年の税理士試験に出た問題だ。ちなみに私は完全に読みを外して白紙にしてしまい、あと1点で合格を逃した思い出の試験でもある。

消費税率が上がった時、システム会社さん、スーパーの棚出しを行う皆さん、誰もが尋常じゃない苦労をする。法律に従えば100%今まで使ってた値札は使えないからだ。

時限的な引き下げということは少なくとも2回、尋常じゃない苦労を現場の方にさせることになる。これは絶対にやめてほしい。やるなら恒久的な引き下げだ。

ちなみに複数税率の廃止は賛成です。複数税率とインボイス制度は、やりたいことはわかるんだけど、事務手続きが大変すぎて生産性が大きく低下する。

税負担の軽減は賛否両論あるだろうが、現場で事務を行うものとして、時限的措置には反対します。

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澤村
澤村