自分の強みとは何か

令和7年1月の開業に向けて、会計ソフトを選んだり、新規開業のためのセミナーに出たりしている中、自分のコア・コンピタンスとは何かを考える機会があった。

コア・コンピタンス。他社に真似をすることができない核となる能力をいうらしく、かっこいい言い方をやめれば要するに強み、ウリである。

税理士は令和6年8月時点で81,000人を超えているらしい。

税理士登録者数 - 日本税理士会連合会 (nichizeiren.or.jp)

こんな中、何を強みに自分は営業していくべきか考えた。若さか、税額控除か、経費を甘めに計上するか。

若さはいつか無くなる。というか38歳は本来若くなくおっさんだ。

税額控除を取れるものは極力とるが、お客様にその行為はなかなか伝わりにくい。

経費を甘めにと言っても、プロとして事業に関係のない経費をまあいいでしょと認めるのは、強みにすべきではないと考える。

1カ月近く自省して考え付いたのは、やはり「スピード」であると行き着いた。

トップページにも思い付きでなんとなく書いていたことではあるが、財務情報は鮮度が命だ。

9月になっていまさら7月分の試算表を渡されても参考にならない。

税理士が、月が替わったら速攻でお客様宛訪問し、その場で通帳等の資料から前月までの最新の試算表を作成し、今後について協議する。

これが一人税理士である自分の強みとすべきものと考えている。

最新のデータだからこそ、意思決定の材料とすることができる。もちろん、そのデータは正確でなければならないが、100点である必要はない。

何日もたってようやく100点満点の試算表を出すよりも、速攻で85点の試算表を出すことの方が、私は有意義なことであると考える。

もちろん申告は自分としての100点満点の申告書を作成するが、それはどんな税理士も同じ。会社の意思決定の一助になるのは、何もコンサルのような話ができなければならないわけではない。最新のデータを社長に提供する、それも経営助言の一つではないだろうか。

ということで、私の強みはスピードであると心に刻み、業務を行っていきたいと思います。

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澤村
澤村